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子どもの選択の自由ー10月園だよりより

2024.10.03 ハピネスこどものいえ ハピネス日記 園長日記 平尾ビレッジ 志免ビレッジ

残暑の厳しい9月が過ぎました。「秋は来るのかしら?」と不安になる私をよそに、木々は着実に黄色や茶色へと色づいてきました。ときが来るのを「信じて待つ」のが大切なのは、対子どもだけでなく、季節も同じなのかもしれませんね。

 さて、お待ちかねの(?)何をもって、モンテッソーリ環境と呼ぶのかシリーズ。①“大人”という人的環境、②魅力的で発達にちょうどいい物的環境の次に紹介したいのは、③子どもが自由に選択できるのかという点です。

 全ての子どもは、自分で自分を成長させる「自己教育力」を持っており、今、どんなことがその子に必要なのかを、1番知っているのはその子自身だと私たちは信じています。ですので、モンテッソーリ園では、大人が決めたカリキュラムに沿って、大人が子どもに教えたり、動かすスタイルではなく、子どもに選んで活動をしてもらう自由選択活動を保育のスタイルとしています。自分で選択し、考え、動き、その結果がどうなったのかを体験する毎日を繰り返すことで、自ら必要なことを考え、実行し、問題解決のできる人が育つのを目指しています。子どもたちと一緒に過ごしていると、0歳の子でもおもちゃを自分で選んでいるのが分かりますし、自分が起こした行動の結果から学び、次はより良い結果に繋がるように動いているのがよく分かります。“自己決定度の高い人は幸福度が高い“という研究結果があるぐらいですから、大人が出しゃばらず、子どもの選択の自由がもっと尊重される社会にしていきたいですね。

(園長 平野理都子)

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