ペアレンツクラスvol.4
こどもの食のQ&A①
2025.12.26 ハピネス日記
ハピネス保育園・こどものいえでは、年に5回、保護者と保育園がオンラインでつながる「ペアレンツクラス」を開催しています。
子どもにとっては家庭の親も、園のスタッフも、みーんな同じ”大人”。
その私たち“大人”が同じ目線で子どもの成長をお手伝いすることで、子どもは自らの育つ力を発揮することができます。大人が同じ目線を持つために、ハピネスの日頃の保育を紹介したり、家庭でも取り入れられるモンテッソーリ教育や薬膳のポイントを共有したり、保護者からのご質問やご提案を一緒に考えたりする時間が、「ペアレンツクラス」です。

12月は「食」をテーマにしたクラスを開きました。事前に家庭から寄せられた質問も多く、お父さん、お母さんの子どもの食についての関心の高さを感じます。一時間のなかでお答えできなかったものがありますので、ブログで少しずつお答えしていきますね。
ご相談/3歳女児の家庭より:
家ではだんだん偏食気味になってきています。糖質過多になりがちで、タンパク質をあまり食べなくなってきています。向き合い方に悩んでいます。
ポニより:
このご相談で私が注目したのは、「だんだん偏食気味になってきています」というところです。ということは、「これまではいろいろなものを口にできていた」ということなんだろうな。だからこそ、「え〜、なんで〜。前は食べてたじゃな〜い🌀」と困惑しているご両親の表情が目に浮かびます。
実は食べ物の好き嫌いって、3歳前後の子どもには結構ある、ほとんどアルアルなことなんです。五感の刺激が子どもの脳にリズミカルに届いて、味や匂いを今まで以上に細かく感じることができたり、「わたし は どうおもうか?」と考えることができはじめる時期なんですよ。つまり、五感と脳が育っているってこと🧠✨
とはいえ、わが子のために手間をかけて用意したごはんを「いらない〜」と残されるのは、とっても悲しいですよね。私も一人めのわが子のごはんのときや、給食室で働きはじめた頃は、悲しい気持ちになることもありました。その一方で、「そうか。脳が育ってきたのね。自分の力で生きることをはじめた合図なのね」と受け取るようになると、プイッとする表情さえも「おおお!この時期がきたか!!一つ成長した〜!!!」とよろこべるようになってきました(たまに悲しいけど)。
そして、「離乳食から今までの間にいろんな食材食べてきてるからね、いつか思い出して食べるようになるよ!」と、子どもの少し先の成長した姿を信じて待つようになりました。
向き合う時の大人の態度のコツは、
・余計な代替食品を出さない
・一緒に食卓につく大人が、いろいろな食材をおいしく楽しく食べる
の二つです。
パンとスープと果物を用意したのに、果物しか食べない・・・
これじゃ、保育園でおなかが空いちゃうようね。動けなくて活動ができなかったらかわいそう・・・
園の皆さんにもご迷惑をかけちゃう・・・
せめておなかが満ちるように、果物のおかわりを出しておこう。この子が好きなケーキを食べさせておこう・・・
👆お父さん、お母さん、一生懸命考えてくれてありがとうございます。
でも、この赤い太字の部分が「余計な代替食品」ですから〜🖐️
脳が育ちはじめた子どもたちは、自分の“快”を実現して生きることにとても積極的です。
「たべなかったら すきなものが でてくる」という経験が定着してしまうと、もうそのやり取りが長期間繰り返される可能性大😱
・用意された料理を食べる
苦手なものは残してもしょうがないけど、もう他には出てこないよ。パンとスープを食べないことを選択したのはその子自身。その選択を認めて、代替食品や好きなものだけを追加しない
・保育園に出発する時間が近づいたら、食器を片付けて、口を拭いて、汚れた服は着替えて、出発する
食事に必要な時間は10分〜長くても30分程度。食べるまで、泣き止むまで、時間をかける必要はありません。車やベビーカーに座ったまま食べさせ続ける必要もなし🙅♀️ 時間になったら、「果物しっかり食べたね。ごちそうさまして、保育園に出発しよう」と声をかけて、大人は淡々と準備を進めてください。
好き嫌いなく食べることは理想ですが、それよりもこの時期は生活全体のメリハリを整えることが優先です。大人が淡々とした態度で対応していれば、案外子どもはさっぱりと気持ちを切り替えることができます。強いんです
子どもの泣き声や怒った態度は、親なら胸が締め付けられることもありますよね。
でも、大丈夫。子どもたちは、生きることに積極的です。そのうち、「ケーキ、でてこないんだ」と理解して、「まだ おなか すいてるけん スープ たべてみよう」と選んでくれます。
そのタイミングが来たときに「ママが いつも おいしそうに たべている 野菜 なんだろう」「パパが たべてる 焼き魚 いいにおい〜」と子どもが感じられるよう、子どもが「イヤ」といったものでも並べて、家族でおいしく、楽しく食卓を囲んでください。

「食べる」時間を嫌いにならなければ、いつか整う!子どもが自分で整える!
そう信じて待つことが、大人ができる向き合い方です。
次回のQ&Aは
プイッとしたり、ごはんを投げたり、椅子から脱出しようとする時は…??
を予定しています。

