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感謝や思いやりの気持ちの育ち

2025.11.05 ハピネスこどものいえ ハピネス日記 園長日記 大濠ビレッジ 平尾ビレッジ 志免ビレッジ

日本で初めての女性総理大臣が誕生しました。時代がまた一歩進んだように感じられ、新しい風が吹くようなワクワクした気持ちになります。子どもたちが大きくなるころには、きっと今よりももっと

多様な人が自分らしく活躍できる社会になっていることでしょう。

 さて、今月のテーマは「感謝や思いやりの気持ちはどう育つのか」です。「ありがとう」「ごめんなさい」は、子どもには、つい言わせたくなってしまう言葉です。ですが、本当の感謝や謝罪の気持ちは誰かに言わされるものではありません。日々の生活を通して、その子自身の心の中に「何かをしてもらってうれしい」「申し訳ない」という感情が生まれたとき、自然と「ありがとう」や「ごめんね」と言いたくなるものです。大人ができるのは、言葉を教え込み、言わせることではなく、その気持ちが内側から芽生える日を待つこと。そして、そのモデルとなれるよう、私たちが誰かに助けてもらったら「ありがとう」と伝えたり、うっかりぶつかってしまったときに「ごめんなさい」と伝える。そんな何気ないやりとりを、子どもたちはよく見て、そのまま吸収しています。子どもが「ありがとう」と言えるようになるために、特別な教育は必要ありません。近くにいる大人たちが互いを思いやり、感謝を言葉にして過ごすだけで十分なのです。                   

(園長 平野理都子)

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