NIDOとIC

こんにちは!ハピネス保育園グループ広報の*めー*です。
今日はハピネス保育園のNIDOクラス、ICクラスの紹介をします。
NIDOとは・・・ハピネス保育園(モンテッソーリ園)では、0歳クラスをNIDO(ニド・イタリア語で鳥の巣)
と呼び、ひなが母鳥の元で安心して過ごすように、園でも家庭に近い雰囲気で子どもは過ごします。
ごろごろ〜ずりばい〜はいはい〜おすわり〜つかまり立ち〜つたい歩き
と、身体のポジションを変化させながら子どもが自らの力で歩行までの道筋を歩める環境を準備しています。



おおよそ1歳~1歳半ごろの歩行が安定し両手で物を運べるようになり、食事が完了食を食べられるようになったころ子ども達は次のICクラスへお部屋の移動をします。
NIDOとICに置いてある玩具は発達に応じて作られている教具なので、一般的な4月に進級という形ではなく、一人ひとりの発達に応じて、NIDOクラスからICクラスへ移行します。
1、2歳クラスをInfant Community(頭文字でアイシー)と呼んでいます。これまで移動に使っていた手が自由になり、さまざまな物を運んだり、筆や針、はさみ、トングなどの道具を使い、手を用いての活動ができるようになります。
ビーズ通しやはさみ切り、のり貼りなどがフォーカスされがちなモンテッソーリ教育ですが、
1、2歳の活動で、なくてはならないのが日常生活の練習です。
手を洗う、鼻水を拭く、髪をとく・衣服の着脱といった身の回りのことが自分でできるようになること。
そして、クッキング、給食の準備、お皿洗い、植物のお世話、掃除、洗濯といったみんなのためのこと。
これらをただ大人がお世話するだけではなく、子ども(たち)に参加してもらうことで
「あなたはこのコミュニティの大切な一員だよ」という見えないメッセージとして、子どもの心に届けることができるのです。



今日はNIDOの子どもたちの様子が保育士さんから届きましたよ!
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今週二人のICへの移行が進んでおり、あと少しで完了するところです。
ICでの活動にいきいきと取り組んでおり、家庭とも連携し安心して進めることができています。
NIDOにいる間で、ICに移行する前に取り組んでいることがあるので紹介します。
食後のお片付けです。ワゴンにお皿、コップ、ランチョンマットを乗せ片付けられるようになりました。
ICでは歩いてワゴンに持って行きますが、NIDOではワゴンを近づけると手を伸ばし、時には身体をひねったりしながらもワゴンに乗せています。
楽しみながらしているので、できたねと声をかけるととても満足そうに笑顔を見せたり、ぱちぱち手を叩いたりしていますよ♪
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ハピネス保育園はワンフロアの保育園ですので、NIDOのお部屋からICのお部屋を柵越しに見ることができます。
毎日NIDOからICを観ている中でたくさんのことを吸収してしているNIDOの子ども達。
色々なことを観て知っていても、いざ、お部屋を移動すると不安な様子を見せることもあります。
安心してICのお部屋に移行できるようにNIDOのお部屋にいる間にたくさんの手がかりをつくることを保育に取り入れています。
このワゴンに自分で食器を置くことも、ICクラスで行うことの一つです。
他にもICクラスにおいてある玩具と同じものをNIDOの部屋にも置いてみたり、
ICクラスでもよりどころになる大人がNIDOのお部屋とICのお部屋を行き来して愛着関係をつくったりと
安心材料が増えるような環境づくりをしています。
子どもたちがNIDOからICへ自ら行きたいよ~!の合図が出る日まで、NIDOのお部屋でたくさん身体を動かして安心して日々を過ごしてくれたらいいなと思っています。