ブログ

魅力的な環境が子どもを呼ぶー9月園だより

2024.09.03 ハピネスこどものいえ ハピネス日記 園長日記 平尾ビレッジ 志免ビレッジ

朝夕の風が、少し心地よく感じられるようになりました。酷暑が続いているとはいえ、季節は確実に前へ進んでいるようです。8月は、保育時間中の緊急地震速報にドキッとしたり、平和な社会への想いが強まったり、当たり前の日々がいかにありがたいのかを感じる月でした。先日読んだある記事の中に「戦争をしていないことが平和なのではない」と書いてあり、ハッとさせられました。ひとり一人が幸福感を感じられているか、他者と協力し合っているかなど、平和な社会は、日々の暮らしから築いていくものだなと、改めて考えさせられました。

  さて、これまでの何をもって、モンテッソーリ環境と呼ぶのかシリーズでは、子どもの自然な発達や適切なアプローチを学び続ける大人、自身の人間性を高めようと努力する大人の必要性を2回に渡って書きました。今回は、前述の大人によって準備された「物の環境」についてです。

 モンテッソーリ環境には、子どもが触ってみたい♪使ってみたい♪と感じられるおもちゃや道具が並んでいます。これらは、単にかわいらしいおもちゃではなく、子どもの発達理論に基づいたものですので、その子の「今」や「少し先」の成長にちょうどいいもの。色や形、材質はもちろん、誰の、どのような発達を促すものかという知的要素が含まれています。子どもに自己教育力を発揮してもらうためには、彼らのまわりの環境を整えていくのみです。足りないものはないか、逆に邪魔になっているものはないか、子どもの姿を観察し、魅力的な環境をいつも提供できるように、メンテナンスを行っています。結局は・・・そこにどんな大人がいるかに戻ってしまいますね(笑)

(園長 平野理都子)

PAGE TOP