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自然物そのものが教具ー11月園だよりより

2023.11.03 ハピネス日記 園長日記 平尾ビレッジ 志免ビレッジ

日が暮れるのが一段と早くなり、朝晩の冷え込みに晩秋の訪れを感じます。先日は、親子遠足にご参加いただき、ありがとうございました。家族を交えた楽しい時間で、子どもたちの世界は、またひとまわり広がったのではないでしょうか。今後も、繋がって一緒に子育てしていきましょう。

 さて、子どもたちと一緒に出かけると、自然物そのものが教具だということが分かります。枯れ葉を踏んで「カサっ!バリっ!」という音を楽しんだり、同じ赤や黄色の葉っぱでも微妙な色の違いを目にしたり、どんぐりを並べて大きさを比べたり、日陰の石を握って「つめたい」って言ったりと、自然は子どもたちのさまざまな感覚を働かせてくれています。そして興味深いのは、これらの感覚体験によって、子どもたちは知的な世界へ導かれるということ。比較して考え、判断する力、抽象化や概念化、問題解決力など、知性の育ちに繋がっていくのです。この秋は、少しゆったりと、子どもと一緒に空を見上げ、風を感じ、紅葉していく木々に少し目を止める時間を過ごしてみませんか。
(園長 平野理都子)

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