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平尾ビレッジの『めで鯛の日』

2021.11.16 今日の給食 平尾ビレッジ 給食日記

火曜日の給食は、お魚が主役の献立です。
なかでも今日の平尾ビレッジのお魚給食は、特別な『めで鯛の日』でした。

11月は“七五三詣(しちごさんもうで)”の月です。
三歳・五歳・七歳の子どもの成長を感謝して、今後の健康を祈願する日です。

平尾ビレッジには今年3歳になるお友だちが3人います。
「みんな元気に成長してくれて、ありがとう。今日は、とくに3歳になったお友だちをお祝いするために、鯛を使ったごはんをつくるよ」と話したら、まだ3歳の誕生日を迎える前の子が「おさかなは、3さいからたべるの?? ○○は まだ3さいじゃない…」ととても心配そうに聞いてきました(笑)。

ああ、そうか、どう言えばいいかなーとちょっと考え直して、
「3歳のお友だちおめでとう! 1歳の子も、2歳の子も、一緒に大きな鯛を食べて、いつか元気な3歳になるよ〜!って気持ちで食べるんだよ」と伝えたら、「1さいもたべる、2さいもたべる」と安心した笑顔になりました。その表情にキュンキュンします〜(о´∀`о)

生の鯛を子どもたちに紹介しました。「これは なにいろ〜?」「め が あるね〜」「しっぽ は ここだ!」たくさんの発見や不思議が子どもたちから飛び出しました

尾頭付きの鯛は、骨の誤嚥を防ぐために子どもに紹介した後は大人全員で分けていただきました。
子どもたちには鯛の刺身のサクを使って鯛めしを炊きました。糸島産の赤米を加えて、ピンクのごはんと鯛の白い身で紅白ごはん〜のつもりでつくったけれど、味付けに醤油を加えたからピンクにはならなかった…でも、鯛の風味が米粒にしっかり染みて、赤米のプチプチ感も楽しい、おいしい鯛めしに仕上がりました。あっという間にお櫃が空っぽになりました〜。

園では骨付きの魚を子どもたちに提供するのはなかなか難しいけれど、ぜひご家庭で尾頭付きの魚を食べる機会をつくってほしいなーと私は願っています。
子どもの目の前で魚の身をほぐしながら、「ここにこんなに大きな骨があるよ」とか、「ほっぺたの身はぷりぷりしてる、背中の身はホクホクしてる、おなかのところはしっとりしてるよ」とか、「このお魚は福岡の近くの海を泳いで大きくなったんだよ」とか、たーくさんお皿の上の魚についての話をしてください。
“生きているものを食べて、私たちは生きている”という感覚を、ずっと忘れないでいてほしいです。

「丸ごとの魚は調理が大変そう〜」と思う方もいますか?
私は給食調理員ですが、魚の下処理は苦手です。なので、スーパーの鮮魚店の方に「尾頭付きの焼き魚にしたいので、内臓とか、ウロコとか取って、食べやすくしてくださ〜い」といつもお願いしています。そうすれば、持ち帰って、塩をふって、魚焼きグリルか、オーブンで火が通るまで焼くだけ。グリルもオーブンも使いたくなかったら、鍋に魚丸ごととと野菜、水を入れて煮ればアクアパッツアにもなりますよ。

志免ビレッジの『めで鯛の日』は、11月30日(火)です。
その日までに、お家で尾頭付きの魚を食べる予習をしておくのも、いいですね!

給食室 ポニ🍙



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