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おたんじょう会

2021.02.20 平尾ビレッジ 日々のこと 給食日記

今年度最後のおたんじょう会。
平尾ビレッジで、1・2・3月生まれのお友だちが主役です。

三か月に一回のおたんじょう会とはいえ、四回目ともなると子どもたちは鯛の尾頭付きが出ることをしっかり覚えてくれています。
私(ポニ)が保育室に行くと、「あ〜、おさかなだ!!」と注目してくれました。

生の真鯛を午前活動中の言語コーナーで紹介しました。

「ここが口。歯があるね。どんな形?」
「ここが目。丸いね。目の上が青く光っているよ」
近づいてきた子どもたちと、真鯛の姿を隅々観察します。
自分の歯を触りながら、鯛の口を覗き込む1歳児さん。
背びれを広げて見せると、「チクチク だー」とトゲに驚く2歳児さん。

一人の子が「ここも みたい」とおなかの切れ目を指差してきました。
パカッと開いて見せると、空っぽ。
だって、すでに魚屋さんできれいに処理をしてもらった鯛だったから。
(ああ、そうか〜。ウロコとか、おなかの中もある鯛も用意しておけばよかったー)と後悔しつつ、端っこの隠れたところにある切れ目に子どもから気づいて、興味を持ってくれたことがうれしくなりました。

生で観察した鯛は、オーブンで焼いた後、身をむしるところを紹介して、食べるときには骨に気をつけることを話します。
実際に食べるところまで一緒にしたいと思っているのですが、園の給食では骨の誤嚥は避けなければいけないので、尾頭付きとは別で焼いた刺身用のサクを子どもたちには配っています。

口には入っていなくても、尾頭付きの鯛の命は子どもたちの成長にちゃんと関わってくれているーと、言語コーナーでの子どもたちとのやり取りで感じました。

おたんじょう会主役の子が、鯛の振り塩をしてくれました
真鯛の骨の形も紹介しました。「鯛の鯛」も二つ発見(一つ折れちゃったけど)!「きょうりゅう みたい〜」「“め”の あな がある!」

今年度のおたんじょう会からはじめた「めで鯛」尾頭付きの提供。
丸ごとの魚を食べることで、私たちの命は周りからの命を繋いで生きていることを感じてほしい。
広い海を力強く泳ぐ鯛のように、子どもたちもたくましく育ってほしい。
そして、「お魚、おいし〜」とよろこんでほしい。
そんな気持ちで続けています。

今年度のおたんじょう会はこれにておしまい。
(尾頭付きの鯛は、スタッフでおいしくいただきましたm(_ _)m)



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