成長に必要な静けさ
2025.12.02 園長日記
あちこちでイルミネーションの輝きを見かける季節となりました。心が弾む一方で、クリスマスや年の瀬が近づいてきていることを感じ、1年の移ろいにしみじみとした気持ちになる時期でもあります。
さて、この時期になると園の子どもたちの中にも、ぐっと集中力を発揮して取り組む姿が多く見られます。子どもが「自ら成長しよう」としているとき、実はその時間はとても静かです。黙々と手を動かし、自分だけの世界の中で目の前の活動に没頭している様子は、まるで周囲の音が届いていないのではと思うほどです。積み木を一つずつ慎重に積み上げる、ピッチャーの水をそおっと運ぶ、図鑑の絵を描き写す…。そうした静かな時間の中で、子どもたちは自分で考え、工夫し、挑戦を続けています。そして、本人のタイミングで「できた!」「よし、おわり」という瞬間が訪れるのです。誰かに言われてではなく、自らの力でたどり着くその瞬間を迎えられるよう、邪魔が入らないように守ってあげたいものです。12月はイベントやお出かけも増え、町中の雰囲気もにぎやかになる季節。ご家庭でも楽しい予定が増える時期かと思いますが、子どもが自分の世界に入り込めるような“静けさ”の時間も大切にしてみてくださいね。 (園長 平野理都子)

