ブログ

ちいさな
「き」づき

2025.11.29 ハピネスこどものいえ ハピネス日記

こんにちは。こどものいえのポニです🍙


最近、ひらがなを読むことに興味が湧き出した一人の3歳児さん。
事務仕事中の私の机にやってきて、「◯◯ね〜、これ よめるよ〜」と、自分の持ち物に書かれているひらがなから6文字ほどを得意げに読んで披露してくれました。

それから少しして、その子がしょぼんとした様子でロッカー前に佇んでいるではないですか。
どうしたのか声をかけたら、「ない・・・」とロッカーを指さしました。
自分が読めるひらがなをロッカーに貼ってある人の名前から探そうとしたところ、見つからない…ということ。

「そうなんだ。◯◯ちゃんがさっき読んでくれたひらがな、あるはずやけどね〜」と、私も一緒に探してみたら、たくさんあります。でも、その子は「それは ちがう」と悲しそう。
その子が手に持っている先ほどのひらがなをもう一度一緒に見たら、ああ!なるほど!! 「き」の表記が確かに違うのでした!!!

「き」って、👈今タイピングしているフォントでは左下の部分が丸くつながっていますよね。
ロッカーに貼っている人の名前はタイピングで出した文字。
でも、保育室にある手書きの文字や教具の砂文字板、絵本などの「き」は、その部分がつながっていません。
読み書きをはじめてウン十年の大人の私は、どっちも「き」として疑問なく読んでいたけれど、文字の形に興味を持ちはじめた子どもには、ものすごく違和感になるのだなと知りました。

このタイミングで大人はどんな対応をしたらいいのかな。
違和感を感じている時って、脳がものすごく活性化している時。

手書きの「き」も、フォントの「き」も同じ「き」なんだよ。そう覚えればいーんだよ。っていう声かけは違う「き」がします。

「じゃあさ、ほかの『き』の形も見てみようか」と誘って保育室に戻ったところで、モンテッソーリ教師に対応を交代してもらいました。

その後どうしたのか、今度教師に「き」いてみよう。

お散歩準備の時間になってその子を見かけたら、さっきのしょんぼり顔は消えて、ささっと自分で身支度をして、ほかの子どもとおしゃべりをしていました。そして、手をつないで、げん「き」に出発!

子どもたちの毎日は大小の発見の連続です。
とくに6歳までの期間は、小さな発見に向き合う時間こそが脳と心を育ててくれると、私は感じています。
ハピネスこどものいえで子どもたちと過ごしていると、本当にそう感じます。

ちなみに、「き」の文字は、左下が離れているのが本来の形。印刷物向けに読みやすい形として、つながったフォントが生まれたそうです。「さ」「そ」「り」の文字も違いがありますね🦂

大人の私にもいろいろな発見を与えてくれる小さな先生、「き」ょうもありがとうって、「き」もちです。

ハピネスこどものいえ 副園長 ポニ(あがたのりこ)

PAGE TOP