ハピネス保育園を知ろうシリーズ
Vol.6
離乳から手づかみ食べ、スプーンからお箸へ
2025.12.26 ハピネスこどものいえ ハピネス保育園グループを知ろう ハピネス日記 大濠ビレッジ 平尾ビレッジ 広報より 志免ビレッジ
【離乳の過程】
〈離乳とは〉
たんに母乳やミルクから食べものへ変化するだけではなく、食べものを通して、母親や環境との関係が変化する時期です。
〈離乳のサイン〉
・よだれが出始める
・大人の食事をじーっと見つめたり、手をのばしたり
・支えがあれば座れる
・鉄分が不足し始める
〈物理的環境〉
・机とイスがあるといいですね
お母さんと赤ちゃんがしっかり密着した1対1の授乳から、机をおいて少し距離のある1対1になります。
お母さんと物理的に離れることで、子どもの心理的な自立を助けることになります。
・ランチョンマット
・お皿
・スプーン(子ども用・介助用)
・おしぼり
・エプロン
〈お父さんが離乳食をあげるメリット〉
お母さんが自分以外の人から食べものを与えられている子どもの姿を見ることで、母親が子どもから心理的に離れていくのを助けてくれます。
【0~2歳の手づかみ期から年齢に合わせてお箸に移行する工夫】
〈食事の中で〉
0歳
・離乳食の進み具合に応じて、握りやすいスティック状のゆで野菜や手でつかむ・指でつまみやすい形状のものも準備します。指先の発達・脳への刺激を促します。また自分で食べようとする意欲を育て「自分で食べたい気持ち」を尊重します。こぼしたり汚しても大丈夫。手づかみで食べることは、食への興味を引き出し、自立心を育む第一歩です。
・食事の際には子ども用のスプーンも添えて、握ったりなめたりしながら感触を楽しませます。
・食べものをスプーンにのせ、一緒に口に運んで少しずつ慣れていきます。
・一緒に食べものをすくったり、のせてあげたりして、自分で口に運びます。
園では食べものをすくいやすいお皿を使っています。
1歳~2歳
・スプーンですくって食べたり、手づかみしたりしながら自分で食べます。
発達を支える日常の工夫
“手や指をよく使う”ことがお箸が使うことにつながります。
遊びや生活の中にたくさんの工夫を取り入れています。
🔹手指を使う遊び
0歳〜1歳:ガラガラ、ペグさし、紙を破る、砂あそび・・・など
2歳〜3歳:ひも通し、粘土、のり貼り、はさみ、パズル、砂遊び、木の実や葉っぱを拾う・・など
挙げたらきりがないほど、あそびの中で手や指を使っています。
🔹生活の中でも
・蛇口をひねる、服の脱ぎ着、ボタンをとめる・・・など
・クッキング(皮むき・きのこを割く・トングで盛りつけ・・・など)
・お手伝い(ごはんをよそう・お汁をつぐ・ピッチャーで注ぐ・・・など)
大切なのは、“子どもの手に合うサイズの道具”を準備すること。
そして、何より「おうちの人が子どもの“やってみたい”を尊重し、その機会を設けじっくり体験できるようにしてあげること」です。成長の過程を一緒に楽しんでいけるといいですね。
食べることは、「生きる力」を育てる大切な営み。
手づかみも、スプーンも、お箸も、
すべては“自分で食べられるようになる”ためのプロセスです。
汚れてもいい。時間がかかってもいい。
子どもが「自分でできた!」と感じる瞬間を、あたたかく見守っていきたいですね。
スプーンからお箸へ
こどものいえでは、直接おはしの持ち方や使い方を指導することはありません。お部屋の棚に、お箸を使う教具はあります。お皿にのせた複数の玉を、箸を使って別の皿に移すものです。ちょうど、お箸を使い始めるかどうかという年齢の子どもたちが好んで使っています。持ち方・使い方はそこで見せますが、指導というほどの事はしていません。箸だけではありません。鉛筆もそうです。0-3歳の環境で、日常の活動をしっかりと手を使っておこなってきた子は、それだけ手が発達してきます。手の準備ができれば、自然と子どもたちはお箸の使い方を身につけていくものだと思います。日本はお箸の文化であることも大切な要因ですね。おうちや園で家族や年上の子が使っている姿を見るだけで、自分も使いたいという気持ちが育まれていくことも、おはしへの移行の大切な原動力になると思います。

