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パクパク給食レシピ😋シャケのちゃんちゃん焼き風

2025.02.04 ハピネス日記

甘みそって、親子ごはんの超お助け調味料。 子どもが普段ちょっと苦手な野菜やキノコがパクパク食べられた! という声続出です。ハピネスのスタッフが「家でつくってみて、簡単だった」ランキングトップのレシピでもあります。以下の★の分量を基本に、ご家庭ごとのお好み割合を見つけてくださいね

★ニンニクすりおろし…3g
甘酒(または、本みりん)…大さじ1
★みそ…小さじ2
★酒…大さじ1
★水…大さじ1

・ゴマ油…大さじ1/2

<下ごしらえ>
・シャケの表面の水分をペーパーで押さえるように拭く
・野菜を食べやすく切る
・★を合わせておく
・オーブン200℃、または魚焼きグリルをあたためておく

<つくり方>
シャケをオーブン、または魚焼きグリルの中火で10分焼く
② フライパンにゴマ油を熱し、玉ネギ、ホウレン草、シメジを炒める
③ ②の野菜の上に①を重ね、★を全体に回しかける。蓋をして2〜3分火を通す

ポイントは
👉 ★を先に合わせておくと手順よく調理ができます
👉 本場のちゃんちゃん焼きは魚と野菜とみそを一緒に加熱するけれど、このレシピは別々に火を通しているから“風”をつけています😉 別々は手間のようですが、食材に確実に火が通るので実は簡単👌

ハピネス保育園・こどものいえでは、スタッフ全員が子どもたちの給食と同じものを昼食に食べています。気に入った一品があると「教えて〜」と給食室に尋ねてくるスタッフもいます。そんなときによく驚かれるのが、「え!お砂糖使ってないんですか⁉︎」ってこと。ハピネスレシピのおかず八割くらいは「砂糖」を使わずに調理しています。

あらゆることを五つに分類して考える薬膳では、「味」を次のように分けています。
酸・苦・甘・辛・鹹(かん:海の塩味)。
このうち体の五臓に気を補充する力が優れているのは「甘」い味です。勢いよく成長しながら気を消耗している子どもが、気を補う甘い味を求めるのは自然なことなんですね。

さて、甘い味というと砂糖を使ったスイーツをイメージしませんか。それは違いますよ〜☝️
食材でいうと、米、芋、果菜、根菜、果実、種実。よく噛むとやさしい甘みを感じて、ホクホク、モチモチ、ジューシーな食べごたえのものは大体が「甘」の食材です。これらは火を通したり、ちょっと塩を加えたりすることで甘さがぐんと際立ちます。

「もう少し甘みを足したいな」というときに使う調味料は、米を発酵させた酒<本みりん<甘酒の順に選びます。トウキビの砂糖よりも甘さがおだやかで、食材の味わいを生かしやすいから。練りゴマや麹・大豆・塩だけでつくられたみそも甘みの調味料として使っています。

自然で多彩な甘みを感じながら育った舌は食材本来のおいしさを楽しめるようになります。偏食に至るほどの好き嫌いは出にくいと、これまで子どもたちを見てきた私は思います。

とは言っても、この時代、子どもたちの生活環境には砂糖で甘さをつけた食べ物があふれています。クッキー、ケーキ、アイスクリーム、ジュースのようなわかりやすい甘い物以外にも、パン、かまぼこやウインナーのような加工食品、市販のお惣菜、レトルト食品、ケチャップやソースなど。忙しいなかでの食卓にパパッと便利。口当たりがよく、子どもが積極的に食べやすいものが多いですよね。
砂糖は甘みを加えるだけでなく、発酵を進めたり、食材の粘りや艶を出したりするのに必要な調味料です。ただ、最近では砂糖の代替として血糖値を急上昇させる異性化糖や、神経や免疫への影響が心配されている人工甘味料の表示を目にすることも増えています。

絶対に食べないで!とは言わないけれど、味覚育成中の子どもの食卓には登場頻度を減らしたいです。大人に余裕がなくて、買い物も調理もできないよ〜というときの助っ人食材として。ケーキやアイスは特別なことがあったときのお楽しみとして上手に取り入れることをお勧めします。

甘い味には気持ちをホッと落ち着かせてくれる効果もあります。「はぁ〜、おいしかったね〜」と笑顔でごちそうさまをしたら、次の食事は米や芋のシンプルな甘さで家庭の献立をととのえてほしいです。

私が給食スタッフになってよく受ける相談の一つに、「子どもが全然ごはんを食べてくれない」という内容があります。その理由には、身体の機能的な問題だったり、味の好みが出てきた成長の過程の一つだったり、生活のリズムの関係だったりがあります。そして、最近では”そもそも子どものおなかが空いてない”という状況があって、その背景にクッキーや菓子パンのような砂糖を多く使った間食が影響している気がします。
砂糖と空腹感の関係についてはここでは長くなってしまうので、また別のブログで書きますね。とにかく、砂糖にたよらないシンプルな味つけの食事を基本にすることで、食後一定の時間が経つとおなかが空いてきて、食への興味も湧いてくるのではないでしょうか。

ハピネス給食レシピでつくるタレ・ソースの組み合わせを紹介します。

■みそ+甘酒+ニンニク(または生姜)…野菜炒めの味つけに。大人向けには七味唐辛子やラー油を合わせるとパンチが出ます
■みそ+甘酒+すりゴマ(または練りゴマ)…出汁でゆるめて鍋物のツケだれにもなります〜🍲
■みそ+甘酒+酢…野菜やキノコ、海藻の和え物に。大人向けなら和からしや粉山椒をプラス
■みそ+甘酒+豆乳+酢+オリーブオイル…マヨネーズのように使えます
■みそ+甘酒+カレー粉(またははガラムマサラ)…つまり、ハピネスカレーです
■みそ+甘酒+豆乳…つまり、豆乳シチューです

合わせる割合はお好みで。その時々で甘くなったり、しょっぱくなったりというのも家庭料理ならではのおいしさです。「あと一品!」に迷った時、このどれか、試してみてください。

親子の食卓をしあわせに〜🍀

ハピネス食環境リーダー
ハピネスこどものいえ副園長
 ポニ(あがたのりこ)🍙

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