街角のイルミネーションに、年の瀬が近づいているのを感じます。12月は、クリスマスやお正月の準備、大掃除などを子どもたちと一緒に楽しみながら取り組んでいきます。

　さて、今月は子どものあいさつや礼儀作法についてお伝えします。３歳以下の子どもにこれらを伝えていく方法は、大人がお手本となるのみです。なぜなら彼らには、大人の言動や立ち振る舞いを細部まで観察して吸収できる特別な力があるからです。ですので、「 『こんにちは』は？ 」、「 『ありがとう』は？ 」「『ごめんなさい』は？」と、大人が子どもに言わせなくても、そばにいる大人の関わりから、そのようなシチュエーションを何度も経験して、感謝するときは「ありがとう」って言うんだな。しまった！悪かった！と思ったら「ごめんなさい」って言うんだな〜と感じとり、子どもの内側から「ありがとう」「ごめんなさい」と思って、自ら発する日が、いつか必ずやってきます。

　年末年始は、お友達や親戚一同で集まる予定も多くあるのではないでしょうか。「よいおとしを」「あけましておめでとうございます」といったこの時期ならではのあいさつや言いまわしも、大人がお手本となって伝えていきたいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（園長　平野理都子）