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音楽・芸術-2月の園だよりより

2023.02.03 園長日記

 先週は10年に一度の大寒波!とのことで、雪遊びができるかな?とわくわくしていたのですが、積雪までは至らずで、少し残念でした。

冬の寒さを経験することは、自分の生まれた地域の気候に適応するのを助けてくれます。気温が低い日も、外で身体を思いきり動かす時間をとっていきます。

 さて、先日のお散歩中のこと。私が「北風小僧の寒太郎」を口ずさんでいると、ある子がバッチリなタイミングで、「かんたろう〜!」と合の手を入れてくれました。
おかげで私は楽しさが倍増したのですが、彼の社会性の育ちを感じた瞬間でもありました。

というのも、バッチリなタイミングで合いの手を入れられるのは、相手の歌のペースを感じとり、それに自分を合わせることができてる証拠だからです。
楽しみながら、自然と、他人と調和をはかれる音楽の偉大さを、改めて感じました。

園では、楽器や歌えほん、クレヨンや画用紙、粘土などを置き、自由選択活動の中で子ども達が音楽やアートにも触れられる環境を準備しています。

その中で何枚も何枚も繰り返し描く姿をみていると、この頃の子どもたちは作品を残すのが目的ではなく、過程そのものが楽しいのだと伝わってきます。

子どもから自然と始まる自己表現を大切にしていきたいですね。

(園長 平野理都子)

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