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自由を支えるルール-11月の園だよりより

2022.11.01 園長日記

 肌に触れる風もだんだんと冷たくなり、晩秋の気配が感じられるようになりました。
公園の樹木が赤や黄、オレンジへと姿を変え、子どもたちは目を輝かせて落ち葉や木の実を集めたり、並べたりしています。

 さて、子どもに自由を与えて、やりたいことをとことん!と謳っているモンテッソーリ教育ですが、「自由」は勘違いされることが多いのではと感じています。

「自由」が成り立つのに必ず必要なのは「制限(ルール)」。
制限というと、縛られる、堅苦しいと思われがちですが、むしろ反対で、ここまでなら大丈夫という枠組みは、子どもに安心感を与えることができるのです。

例えば、この棚にあるものはどれを選んでもいい、お部屋は困るけど広場なら走っても大丈夫、デザートはごはんの後に食べるなど。

制限があることで、どこからどこまでが許されるのかがはっきりするので、子ども達はその中でやりたいことにとことん‼︎取り組めるというわけです。ここで気をつけたいのが、大人のあり方。
昨日はOKだったけど今日はダメと、ルールが人や日によって変わらないように一貫性を持つこと、そして大人もそれを守る見本になることが大切です。

「ウロウロしながら食べません‼︎」と言ってるそばから、大人が立ったままつまみ食いなどしないようにしたいですね。                   

(園長 平野理都子)

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