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ハピネスの「水無月」

2021.07.01 パクパクレシピ 平尾ビレッジ 志免ビレッジ 日々のこと 給食日記

6月が終わりました。
なんと2021年がちょうど半分終わりました。

上半期最後の日の6月30日。3時のおやつにみんなで「水無月(みなづき)」を食べました。

「水無月」は、ポニが15年ほど前に京都に住んでいたときの大好きな和菓子です。

今年は福岡も早い時期から気温が高いですが、私がいた当時の京都はもっと暑かったと記憶しています。
盆地のためか湿気が高く、空気が入れ換わらないイメージ。早朝から深夜まで蒸し暑さと熱風が続くんです。
鴨川沿いに連なる飲食店には納涼のためのテラス席"川床(ゆか)”が設置されて、そこで飲む生ビールは最高でした(・∀・)

保育園ブログに生ビールの話は合わないので、もう一つの私の夏の楽しみだった、「水無月」のことを書きます〜。

一年の半分にあたる6月30日は各神社で「夏越しの祓え」という行事が行われます。上半期を無事に過ごせたことを感謝して、下半期も健やかに過ごせるように祈願するもの。「水無月」はその行事にちなむ和菓子です。6月(=水無月)になると京都市中の和菓子屋さんに水無月が並び、7月になると姿がなくなる。だから、6月に食べそびれると次の夏まで口にできないんです〜。
仕事の帰り道に買って、家についたら冷蔵庫に入れてお風呂に入り、汗を流した後に食べる「水無月」。プルンプルンの生地に煮小豆がびっしりと敷き詰められていて、口の中がさっぱりとするんです。どこのお店のものを食べていたかはもう思い出せませんが、蒸し暑い日になるとあの食感が懐かしい〜。京都には行けないけれど、「水無月」は食べたいな〜。
ということで、園の6月のおやつに「水無月」を出した次第です。

京都での思い出の「水無月」は白いういろう生地でした。でも、1〜2歳児さんには、噛むのが苦手な子もいるので、寒天と米粉を合わせた水ようかんのような生地にしました。口の中でホロホロっと崩れて、水ようかん独特の清涼感あるのどごしも楽しめます。厄除けの意味がある小豆と、氷の欠片をイメージしたといわれる三角形の形はそのまま生かしました。

福岡県内に緊急事態宣言があったり、園内では夏風邪が流行ったり、なんだか落ち着かないここ最近でした。
「水無月」にあやかって、下半期はすっきり、元気に乗り切りたいものです。


【ハピネス水無月のレシピ】
<材料20×15センチくらいの型>
・水 200cc
・米粉 10g
・粉寒天 1.5g
・砂糖 20g
・塩 ひとつまみ
・小豆…市販の甘納豆、ぜんざい、水煮小豆 など 100〜150g

<つくり方>
① 水、米粉、粉寒天、砂糖、塩をよく混ぜ、火にかける。沸騰したら吹きこぼれないように2分ほど沸騰させて、寒天をしっかり溶かす

② 型に小豆を広げる。市販のぜんざいの元の場合、ザルにあげて汁気を切る

③ ②に③を静かに注ぎ、冷やし固める。固まったら型から外し、切り分ける

↑志免ビレッジの水無月。小豆、えんどう豆、白花豆が入ったカラフルな甘納豆でつくりました






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