”雨” -6月の園だよりより
色とりどりのあじさいが咲き始める季節となりました。
今年は例年より20日ほど早い梅雨入りで、「え?もう梅雨なの?」と少しあたふたしてしまいました。
雨の日が続くと「雨で濡れるのが嫌だな」、「洗濯物が乾きにくくて困るな」と“雨”を困りモノのように扱ってしまう時がありますが、子どもが自然に対して抱く印象は、周囲の大人からおおいに影響を受けると言われています。“雨”のおかげで空気の乾燥が防がれ、植物がイキイキと育つのを助けてくれているというポジティブな印象も、同じぐらい言葉にしていきたいと思います。
皆さまは“雨”にどのような印象をお持ちですか?
また、 “雨”が降るだけでも子ども達の五感はフル稼動です。
ぽつり、ぽつりと降ってくるのを肌で感じ、雨の日特有の匂いを鼻でかぎ、雨粒が線を描くように降ってくる様子を目で見て、ぽつぽつからザーザーへと変わっていく音を耳で聞き、ときにはペロリと雨粒を舐めてみることもあるでしょう。
お子さんが“雨”をどのように感じ、どのように関わろうとしているかを観察してみることが、この梅雨の期間を親子で楽しめる過ごし方の1つになるかと思います。
(園長 平野理都子)