ブログ

おなかと、お米と、大麦の話

日々のこと 給食日記

秋冬になって、ぐっとお米の消費量が増えています〜。
夏までは4〜5合分をお櫃に入れて、お昼はそれで十分足りていた感じでした。
ここ最近は、お櫃にパンパンに入れて配膳していても、継ぎ足しに給食室に駆け込むほどです。
うれしいなー(・∀・)育ってる、育ってる♪

<成長と健康の土台になるおなか=脾(ひ)>

中医学薬膳では、子どもの五臓は「臓腑嬌嫩(ぞうふきょうどん)」と表現されます。これは、形も、働きも、まだまだ未熟ですよ〜という意味。
この時期は強い気をもつ食事よりも、やさしい食材(平性/甘・淡味)で五臓のなかの「脾」を守り、育てることが大切と考えています。

「脾」とは、食べ物を受け入れて体に入りやすい状態に変化させる臓のこと。脾の状態がととのうことで、食べ物の気が体の隅々に行き届き、五臓を養うことができるのです。

ということは、脾がととのっていなければどんなに健康的な食事をしようとも、体には何の効果も得られないということでもあります。風邪をひきやすい、肌が荒れやすい、便秘または下痢気味、体力がない、気持ちが不安定…どんな不調も、まずは脾をととのえることから!

ハピネス保育園の給食のキャッチコピーは「おなかのなかから元気に育つ!」。
「おなか」=「脾気」が元気に育てば、食べる意欲が湧きあがり、食べるよろこびを感じることができる! と私は信じています。

<お米を食べてれば大丈夫!>

そして、「脾気」をととのえてくれる薬膳食材の代表格が「米」。

離乳食期のおなかには、やさしい甘みの白米を(オーガニック・パパさんの無農薬米)。歯が生えて、活動量とともに食べる量も増え、しっかり排便ができる幼児期には、少し栄養価を高めて八分づき米(天川コシヒカリ)を使います。

どちらも、生産者さんたちが土の環境から研究を重ねてつくられたお米です。脾気は土の気との関係が深いんですよ。なので、いい土で育ったお米は、それだけいい気に満ちている〜といえます。

さらに、離乳食のお粥は“土”鍋炊き。野菜や肉・魚の好き嫌いをしていても、お粥さえしっかり食べてくれていたら、この子は大丈夫!! って感じます。

<お米+麦で、おなか健やか〜♥>

お米の気を十分に蓄えているのは玄米ですが、未熟なおなかで受けいれるには、ちょっとパワー強すぎるかな〜。なので、幼児食のお米は八分づきまで精製して、食物繊維やビタミンの補充として押麦(大麦)を追加しています。
食物繊維の水溶性・不溶性のバランスがいい大麦は、不溶性中心の玄米よりも消化の負担が少なく、子どもごはんに取り入れやすい食材です。

薬膳としての大麦は、体の水湿代謝を促す働きがあります。脾は水湿代謝にも関わる臓なので、大麦が入ることで脾が働きやすくなり、消化不良、下痢・軟便が多い、おしっこのリズムがととのわないといった症状の改善が期待できます。

押麦はほとんどのスーパーのお米売り場に並んでいて、価格も手頃です。
小学生の息子の献立表を見ると、福岡市の小学校給食の米飯にも押麦は入っているようですよ。麦のプルッ、プチッとした食感は、わが家の子どもたちが好きなので、家ごはんでもよく登場しています。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
お米の仕入先を探しているとき、園長や主任と天川コシヒカリの生産者さんを訪ねる機会がありました。「唐津だよ」と聞いていたので、「だったら、そんなに遠くはないな」とイメージしていたところ、とんでもない! くねくねと山道を車で走り続け、本当にこんな山奥に田畑があるの??と不安になった頃、パッと目に飛び込んできた田園風景。田植えが終わってひと月ほどだったでしょうか、若竹色の稲が風に揺れる様がとても美しかったことを覚えています。
お米の発注の電話をかける度に、その風景が浮かびます。稲が黄金色になる秋もきれいなんだろうな〜。今は、もうすっかり刈り終わった頃かな。新型コロナが落ち着いたら、実りの時期も訪ねてみたいなーと思っています。



ポニ(アガタ)🍙



2020年9月30日までの給食ブログはこちら→「ハピネスkitchen」

PAGE TOP